カ ト リ ッ ク 土 浦 教 会

マイケル・コールマン神父からのメッセージ(2012’11/18)
東日本入国管理事務所牛久収容施設の被収容者たちについて


 日本に来る人たちは三つのグループに分けられます。 旅行者として、仕事のために、教育の向上のため、そして職さがしのために彼らは来ます。最後のグループの人たちは、 三ヶ月のVISAを得て滞在し続けます。彼らのほとんどは小さな工場で働き、 働いた時間だけで賃金が支払われ、長時間面倒な仕事をします。 また彼らも二つのグループに分けられます。 家族を支援するために日本に来て働いて、お金を得て帰っていく人と、 迫害などの理由により故郷を逃げた人たちです。 このグループの人たちは決して帰りません。
 オーバースティでつかまると彼らはすぐに 牛久収容施設に送られ、そこには400人ほどいて、 130人ほどのフィリッピン人も含まれます、 また100人ほどの女性も拘束されておりますが、 彼らの家族は彼らが捕まったことや、そこにいることさえも知りません。 言葉や思想がだいぶ異なる人々といっしょに居住が束縛され、 日々の運動は30分だけで、食べ物や外にいる家族の心配の問題、 その他の困難さの中でのストレスや病気があります。
 私たちは毎週牛久収容施設を訪問し、非常に必要とされる物品を提供します、 とりわけテレホンカードで、それは彼らのたった一つの生命線です。 私たちはまた着物、衛生的に必要なあらゆるもの、 スタンプ、聖書、ロザリオ、その他を持って行きます。 私たちはまた彼らの多くのいろいろな問題の手助けをします
 牛久収容施設は訪問者にとっても居づらい所です。 そこには多くの書類手続きがあり、長時間人を待たせ、 何人かの被収容者の面会を拒否されます。 そして彼ら処遇部署(受付)の人たちは、 私たちがたくさんの物品を持ってくるのでうれしくありません。 なぜなら彼らは被収容者に分配しなければならないからです。 そしてときどき彼らは突然予告なしに受付を終了します。 またそこの待合室にはとても寒い冬の間でもストーブさえもありません。
 一年以上の期間の後で、ときどき被収容者は仮放免で出されます。 そのためには保証人と30万円以上の供託金が必要です。 さらに彼ら仮放免者は更新のため、一ヶ月毎に入国管理事務所(品川)に行き、 仕事をしない旨の署名をした書類も出さなければなりません。 それはとても理不尽な要求です。
 私は二年以上にわたって別々に、3人のひとにカテキズムを教えました。 彼らが仮放免になったとき彼らは私に洗礼を願い求めました。 スリランカ、イランそしてバングラデッシュから来た人たちです。
 被収容者たちは面会室の中でいくつかのお祈りをし、 それは彼らに生きるための勇気と強さを与えます。 私たちも彼らと一緒に祈りそして、彼らのかかえている問題を助けます。
 最近ロス神父とトニー神父も私たちと共に来て、 多くのフィリッピン人やインド人に奉仕しています。 また2人の婦人と1人の男が毎週私たちの奉仕をもっと効率的に、 なおかつより多くの人たちを助けるためにいっしょに来ます。
 どうか収容センターの未来のない彼らのために祈ってください、 罪もないのに拘束されている彼らの生活のためと、 また非常に重要な使徒的活動を継続させるために、 精神的にも資金的にも、皆様のあたたかいご支援と御協力を よろしくお願いいたします。


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